ムックドン行列祭りは水牛を飼う子供のための祭りです。この祭りはかつて,フォンレ(Phong Le) 村, ホアチャウ (Hoa Chau),ホアヴァン(Hoa Vang)地区、ダナン市で行われました
90歳以上、村の年輩でいるゴタンンニャ(Ngo Tan Nha)お爺さんによると、この祭りは、最初、Ngo(馬)、Meo(猫)、Ti(ネズミ)Dau(めんどり)年に3年ごとに一度順番に開かれたそうです。その後、6年ごとに一度、12年ごとに一度になったのです。最後に開催されたのはバオダイ(Bao Dai)11年(1936)でした。
村の人によると、この祭りはある伝説に基づいたそうです。むかしむかし、フォンレ(Phong Le)村には草地がありました。ある日、ある人がこの草地まであひるを追い立てた時に、地面の下に誰かに引っ張られたようにあひるの足が草地の地面にべった りとくっ付いてしまいました。この時から、ここに神様がいる噂さが広がりました。この後、誰もそこに近寄る勇気がありませんでした。その後、草地が 「Con THAN(神性の小丘)」と命名されました。ところが、ある日、迷子になった水牛を捜しにいった子供たちがこの丘に興したが、変なことは何も起こりませんでした。このことで、神様が子供たちだけがここに入られただろうと考えられ、この時から、神様の小丘という名前を、水牛を飼う子供の遊び場と言う名前に改名しました。この奇妙な物語から、ムックドン祭りと呼ばれる水牛を飼う子供のための祭りが誕生したのです。
3月末(太陰暦)、穀物の回収が終わったころ、村の人々は祭りの準備をし始めました。2脚のセダン椅子(kieu)に花や果物を飾ったり、旗を作ったりしました。セダン椅子を運ぶために4人の健康な子供が選ばれました。子供用の小さな旗と13組の家族の大きな旗が作られました。旗の木枝は5メーター で、先端に穴を開けて、「tu kinh旗」(ドラゴン、ユニコーン、カメ、不死鳥)および「tu nghe旗」仕、農、工、商を表す旗を掛けました。
陰暦の29日午後に、「daodong」式が行われました。この時は遠いに所に住んでいる家族全員は家に集まる時間です。子供たちは旗を持ちながら走り回って、よりよい作物が取れるように願いを祈りました。
「le ruoc」は30日の早朝に始まります。神様に祈って、線香をあげた後、Trum muc(水牛を飼う子供の担当者)が農業神に度下さをしたら、神像を丁寧にkieuの中に置きました。kieuを運ぶ4人の子供が先に行って、賑やかな音楽の中にすぐ後ろに長い列の参加者が付いていきました。神様の小丘に着くと、kieuを降ろします。Trum mucは花模様の畳の上に度下さし、神様の祈りをし始めました。祈りが終わったら、Trum mucは前に小銭を二つ投げて、もし表と裏が両方出たら、神様もう到着したことを意味します。子供たちは、旗を持って、大きい声で叫びながらあちこちに走 り回っています。式が終わったら、kieu(キエウ)が村までに運ばれて、皆でパーテイを開きます。願いことが叶ったことを信じて、村の人々は喜びに溢れ ています。
ソース:ダナンポータルより
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